万年筆と神経毒

浸潤する言葉を。

台風の影響って到達する前から大きいものだなあ

 可能なら毎日ブログを更新したいし、最低でも一週間に一度は何かを書いてみたいとは思っているのだけれど、実際問題僕はそれほど勤勉ではないので書こうと思ってPCを開いて、しかし何も書くことがないからと直ぐに閉じてしまうのである。何も書くことがないというのは嘘で、本当は探せばあると思うのだけれど、探すのも面倒でなかなか更新することが出来ない。別に誰かのためにブログを書いているわけじゃないし、ほぼ100%自分のためにブログを書いているのに、どうして一週間に一度は書かなければいけないと思っているのだろうかと考えてみたのだけれど、思い浮かばない。だけれどこれまでは月に3,4本の記事を書いてきたので(違う場合もかなりある、ここ数ヶ月のことだ)ルーティン化しているというのもあると思う……あるのか? まあどうでもいいことで、今こうやって僕がブログを更新しようとキーボードをカタカタと叩いているのが重要なのである。でもよく考えてみればブログの更新よりも作品の完成を急いで執筆しているのだから当然ブログは更新しないよね、別のことに意識を集中させては作品の質が落ちるというものだ。と言いつつ、僕はさっきまでNMRの勉強をしていて、作品のことなんて頭の中から飛んでしまっていたわけなんだよね。趣味と勉強の両立って難しいものだ、やっぱり優先すべきなのは勉強だと思うし、だからといって勉強ばかりではストレスが溜まってしまう(創作もストレスが溜まるのだが)、適度な量が大切なのでしょう。しかし適度ってどのくらい? 僕には分かりません。

(今思い出したのだが、出張版を書いていたのだった。僕のブログへのアクセスはツイッターからがほとんどで、物好きの読者の皆様に置かれましてはきっと存在を知っていると思う、だからリンクは貼らない)

 さてなんだか大型の台風がすぐそこまで迫ってきているらしく大変だそうですね、他人事のように言っていますけど、僕だって一応関東に住んでいるのだから他人事というわけにはいかない、でもどうせ明日一日は家にひきこもっているのだからほぼ関係ないのである。それにしてもこれだけ勢力が凄まじいと叫ばれているのにも関わらず出社しなくてはいけない会社というのは一体如何なんでしょう、場合によっては車まで横転するらしいですし、ここは大人しく家にいるのが無難じゃないのかしらん、でも僕が無知なだけで、会社に行くことは普通のことなのかもしれない、いや、ないな。命のほうが大事だろ。

 今日大学帰りにスーパーに寄ったのだけれど、驚く光景が広がっていた。人でごった返していたのもそうなのだけれど、とにかくものがなかった。まあ野菜とか日持ちのしないものはけっこうあったのだけどね、日持ちのするカップ麺とか菓子パン(これは日持ちするのか?)の棚がすっかり綺麗に片付いていた。ここまで片付いていると品出しの人は整理せずにただ並べるだけなのだから楽そうだなあ(実際は量が量なので辛いと思うが)、なんて思った。でもカップ麺でも辛ラーメンとか辛い系統の奴は売れ残っていたのだよね、そりゃそうか、喉が渇くのだから。僕は辛いのが苦手だからあまりその手の食品は食べないのだけれど、普通は辛いラーメンって人気なのかしらん。普段からあまり売れない商品ならもうすこし売り場を狭めてもいいのではないかと思った。

 で、スーパーの帰り道での話なのだけれど、どこの家も雨戸をすっかり締め切っている光景が壮観で、驚いた。まだ明るいうちで、台風は近いわけでもないのに、雨戸が閉まっている。確かに台風は急激に速度を増す事があるし、そのせいで対応が遅れることのあるかもしれないけれど、しかし台風が瞬間移動してくるでもあるまいし、まだ日の出ている内くらいは雨戸を閉めなくてもいいのではないのかしら。

 あ、台風のことを考えてすっかり忘れていたのだが、僕は髪を切ってしまいたいと思っていたのだった。すっかり伸びてしまった髪は鬱陶しく、もしも僕が癖毛ではなかったら今頃眼に髪がかかっていたに違いない。風呂に入る度に水を吸収して重く垂れた髪が目に入るのでいらいらするのよね、少し身体を揺するだけで水がポタポタ落ちて床が滑るようになるし、ピッタリと額にくっついて常に鬱陶しい。え、そんな事を言うのなら髪をもう少しちゃんと拭け? あなたの意見は正しいですよ、嫌になるほどに正論です、しかし吹いても髪の奥に溜まった水が垂れてしまうのだから仕方がないじゃないですか! 僕だって好きで髪を長くしているわけじゃないし、好きで癖毛なわけじゃなのだ。なんか同じようなことを以前の記事で書いたような気がする、髪をギリギリまで切らないから髪の話題が頻発するのかもしれない。台風できっと明日は床屋は空いていないだろうし、僕はこの鬱陶しい髪とまだ数日仲良くしないといけないらしい、僕に出来るだろうか、人とすら容易には仲良く出来ないこの僕に、ただでさえ敵意を持っている相手に、僕が? いっそのこと自分で切り落としてしまおうか、ザクザクと、裁ちばさみでもって。いい案かもしれない、そうすれば節約出来るわけだし、家から出なくてすむ。だが後ろ髪を整えることができないだろうし、そもそも僕はそれほど器用な人間ではないので失敗してしまうかもしれない。あるいは最悪スキンヘッドにするのはどうだろうか、それならば失敗することはないだろう。だが僕の頭蓋骨は少しだけ形が歪なのだ、それが若干コンプレックスなのだけれど、僕の頭蓋骨は角が生えようとしているかのように少しだけ左右に出っ張っている。僕の前世は鬼だったかもしれない。なんて考えてことがありませんでした。今考えました。それにしても僕の頭はどうして歪なのだろうか、遺伝、だろうか。でも親の頭を触って確かめるのは気が引けるし、なんなら父親はいないので確かめようがないのだ。コンプレックスを抜きにすればスキンヘッドというのはなかなかどうして名案かもしれない。髪を洗わなくて済むだろうし、当分の間髪を切らなくて済むではないか。だが見た目が悪いのはやはり気分が悪い、これでも一応まともな人らしい生活を送っているので、奇抜な姿になって不必要な注目は浴びたくないのである。だからやはり髪は素直に切ってもらおう、手に負えなくなる前に、はやく、僕が血迷ってスキンヘッドにする前に、僕は床屋へ行かなくてはならないのだ。