万年筆と神経毒

浸潤する言葉を。

五月と言葉

20240505, Sun

 先日スーツを誂えてもらいに行った。というのも一ヶ月後に結婚式に参加するからで、これまでそういった機会がなかったためにしっかりとした物をもっていなかったから。最低限フォーマルなスーツを持ってはいるけれど、葬式ではあるまいし多少カジュアルなものをと思い生地やら色々と選んだ。しかしオーダーメイドというのは値が張るものだね、頭から尻尾まで全てをというわけではなかったけれど二十万弱は流石に支払いに怯んだ。これから長く使うのかなあ、そんな機会はあるのかなあ、まあいいかなあって困るものでもないわけだし、インテリアにはそれなりにコストを掛けているからお金の掛け方という面で見れば今更な話です。

 話は変わるけれどGWで長らく積んでいたゲームを崩すことが出来、本もいくらか読めた。創作の方は一時停止状態だったのがおしいなあ、一つのことに集中していると寝食を忘れてしまうのは悪い癖です。朝八時だと思っていたのがすっかり夜の七時だったりした時は流石に驚いた、間に細かく休憩を取ってはいたけれどタンブラーの水も全く減っていなかったのはどうして集中力が恐ろしいね。これを創作の方にも向けられればと思うけれど調べ事をしながら進める僕のやり方にはあまり合わないのだろうね。今月にはJeuxbleuのシナリオ校正が終わるかなあ、あらためて海外の文献もあたりながらスラブ神話あたりの伝承と水信仰について調べてつつ修正していたら色々と時間が掛かってしまった。当初の構想ではこんなに調べ事をするつもりはなかったのにね。

 

20240508, Wed

 Twitterで[私が作っているインディーゲームとその背後にある3つのインスピレーション]というタグを見かけた。僕はきっとツイートしてもすぐに消してしまうだろうからここに書いておこうと思った、日記は基本的に誤字脱字の修正くらいで消すことはまずないからね。Child of Doppelgänger-Prequel-は様々な作品から影響を受けているけれど、大きなインスピレーションを三つ挙げるとしたらLife is Strange, 罪と罰, ディータ—ラムスあたりかなあ。詳しいことはまたどこかで書こうかしら。

 

20240511, Sat

 眼鏡を買った。半年、いや四ヶ月振りに眼鏡を買いました。ええ、普通こんな短期間に買うものではありません、趣味でもなければ一つで事足りるものです。ええ、ええ、そうです、僕は眼鏡を紛失しました。半年に一度壊すか無くすかしているのでまったく自分のことながら困ったものです。どうして壊してしまうのだろう、無くしてしまうのだろう、たしかにポケットに入れていたんです、でもどこかで落としてしまった。悲しいなあ、どこへいったのだろうなあ。胸ポケットに入れたまま身体を押し付けられて潰してしまっただとか、地面に顔面からぶつかっただとかで壊れるのは仕方のないことだと思えるのだけれど、無くしたというのは実に管理ができていないことを見せつけられるようで不愉快な気分になる。いや、実際管理できていないから無くしたんですけど。厭な出費だなあ、これは勉強代というやつでしょうか。しかしそう言って正当化したくはない、そもそもなんだよ失敗に対して掛かったコストに勉強代って。もっと惨めったらしい名前にすべきではありませんか? たとえばそう、おまぬけ費とか失敗代とか馬鹿の代償だとかそういった言葉で表現した方が気分が悪くなって佳いとは思えませんか。どうせ正当化したところで更なる学びなどありせん、ただただ自分が愚かだったと認めるべきなのです。なお僕は今後眼鏡をしっかりケースにしまおうと思います、胸ポケットに一時的に入れるのはもう止めにしよう。と言いつつついしてしまうのでしょうけど。

 

20240512, Sun

 僕の公開した作品にそれなりに愛情があるけれど、他者がどのように評価しようともそれに対して別段意見を持たない。好きに評価してくれればいいし、佳いと言うのも悪いと言うのも自由だと思っている——これは僕が他者の作品を評価する際も同様だ。もちろん好意的な言及は非常に嬉しく思うし、過剰に露悪的でなければどのような言及でもありがたい。僕は好きに作品を公開するし、非公開にしたりもする、これに関しても自由であると思っているから。ただ一部を殊に取り上げて内容を無視した言及がなされるのであれば抗議することでしょう(まあそんなことはないでしょうけど)、Twitterでの拡散を目的としたような誇大な話の盛り方を眼にしてそんなことを思う今日。トラペジウムの映画の感想のことです。

 

20240517, Fri

 JBのシナリオ書き終わらない。当初の倍くらいになってしまうかなあ。