万年筆と神経毒

浸潤する言葉を。

師走の言葉

20231203, Sun

 左腕に怪我を負った。手首を動かすと痛みが伴ってしばらくは安静にしないといけない。しかしコミケまでにしなければならない作業は沢山あって、頭を抱えたい気分だ。進捗はかなりまずい、でも頑張るしかないのだね。来週にはゲームとして組み上げ始める予定なのだけれどまだ立ち絵がそろっていない。シナリオの書き直したい部分もあるしでどこか妥協しなければならないことは分かっている、ああ本当に身体が二つ欲しい気分だ。まったく作業の分担が出来ないのは個人サークルの大きな悩みだ。

 というわけなので再来週、コミケの二週間前くらいには内容の情報をだせるかなあといったところ。本来は11月の末に出せれば佳かったのだけれども。まあ過ぎたことは仕方のないことです、過去を憂うよりも今やるべきことをやらねばならぬのです。こうして現実から目を背けて日記を書いている場合ではない。

 日記といえば今日はコメダに待望のグラクロを食べに行きました。やっぱり美味しかった。でも昨年より少しチーズ感が控えめになったかしらん。

 

20231205, Tue

 注文しようとしていた印刷会社の印刷機が故障の為に大慌てで別の会社にDVDの盤面印刷を頼んだ。こちらは注文が殺到していて納期が怪しいとのことだったのだけれど、銀盤にUV印刷を請け負ってくれる会社がそんなに数がある訳ではないので取り急ぎ発注した。ガワの完成以前に中身をだね、ええ、分かっているのです。分かっているからこうして毎日パソコンと向き合って作業をしている。あ、0時を越えていた、寝る時間だ。

 

20231209, Sat

 また風邪をひいてしまって、まったく身体の弱さに悲しくなる。まあまだそれほど熱は出ていないし、咽喉の痛みと若干の倦怠感があるくらいのものだ。今の状態でできる作業は限られているので、布団に包まりつつパッケージの製造をこつこつと進める、しかし誰だよこんな面倒なデザインにしたやつは。トレーシングペーパーからの切り出しは必要だし、シールは貼らなければならぬしで手間がかかる。既に腕が痛く、腱鞘炎になってしまいそうだ。まだまだスクリプトも残っているし、スチルもタイトルも描かなくてはならないので年末までずっと作業しているのだろうなあ、出来れば落とさないようにしたいけれど落としそうでひやひやする。なおシナリオはあと五千字ほど残っているので完成がほど遠い、助けて。

 

20231210, Sun

 新作のパッケージがなかなかどうして想像通りの出来になったのが嬉しい、シールもトレーシングペーパーも佳い味をしている。実物を組み立てるまで想像といくら乖離しているのかが分からないから心配だったけれど一安心だ。自分の納得できるデザインの為にパッケージを作っているといっても過言でないから、実物があるとテンションが上がるね。しかし今回もまた手間のかかるガワにしてしまったなあ、紙からの切り出しとシールの貼付け、どれも神経を使うから疲れてしまうのだよね。これは個人だからできることだよなあ、もし複数人サークルでこんなパッケージを作ろうものなら非難轟々だよ、コストが馬鹿にならない。ほんとうにただの趣味だよね。

 

20231212, Tue

 絵なんて描けないと嘆きながらペンを動かしている。特に線、まったくもって描けないのです。なんであんな綺麗な線を描ける人がいるのか不思議だ、僕のはミミズみたくのたうち回っているし、むしろミミズに失礼なほどぐねぐねしてしまう。線を描ける人が羨ましいね、でもだからといって練習しようとは思わないので結局その程度なのですね。

 

20231217, Sun

 あと二週間を切ってしまった。絶賛スクリプト作業に追われています。シナリオももう少し手直ししようと思いつつ、今週はベースとなる部分のスクリプトに手を付け出した。まだ先は長いなあ。

 

20231219,Tue

 新作VNのJeux bleuですがちょっとコミケに間に合わなさそうです、すみません。ぎりぎりまで制作は続けますが八割くらいの確率で来年頒布になると思います。中身もそうなのですが、印刷の都合でディスクが手に入らなさそうです。

 

20231224, Sun

 コミケでの頒布物は栞のみとなりそうです。一応まだ出来る所まで制作しているのでもしかしたらとても短いのですがなにかしらの形でお出しできるかもしれません。結局新作がC103に間に合わないので夏コミあたりを目指して現状の作品を精製していく方向に進もうかなと考えていたりします。具体的にはシナリオの大幅な改稿を予定しています。なお絵に関しては厚塗りでなく今の方向性で進めるつもりです。なので現状のシナリオをVer.√-1としてお出しできればと考えているのですが、どうしてこれも間に合わなさそうなのですよね。シナリオも中途半端になってしまいましたし、スチルもほぼ手付かずの状態で(立ち絵さえあればまあここは目をつむれるのですが)、スクリプトはやっと1/5が終わったところ。あと1週間で仕上げられるところを仕上げて出せればいいなあと思います。とても拙いものにはなってしまうと思うのですが暖かい眼で見守ってもらえれば幸甚です。

 余談ですが新作を出せませんので代わりとして拙作[Child of Doppelgänger-Prequel-]のセールを2023/12/31までですが行っています。もし購入を考えていた方がいらっしゃればこの期にいかがでしょうか。 

booth.pm