架空の存在を作り上げて話したり遊んだりした記憶があるのだけれど、今思えばそれは少しだけ普通より逸脱していたのだと思う。それとも僕が知らないだけで誰もが自分とは別の人格を作り出して会話をしたことがあるのかなあ、見えない存在と会話するのはおよ…
今日は弟の友人が家に来て、ガレージでBBQをしている。一方の僕は部屋に引きこもってこうしてキーボードを叩いている。カタカタと鳴るキーボードとサーキュレーターのモーター音が虚しく響く。窓の外からは弟達のはしゃぐ声が聞こえ、なんだかみすぼらしい気…
何か書こうと思ったわけでもないのにブログを開いて、こうして文章を書いている。何も考えてないから当然話題があるわけもなく、さて何を書いたものやら。最近見た夢の話でもしますか、しかし夢というものは起きてすぐに書き出さないと忘れてしまうものなの…
気分が逼塞しているのは夏の暑さのせいだろう、なんて思っていたのだけれど、しかし僕は日がな一日クーラーの効いた部屋に蟄居しているのだから暑さとは無関係なのであり、この裡で蠢く暗くて冷たくてドロドロとした鬱屈した感情は生来のものなのかもしれな…
ここ最近は本当に暑くてほとほと参ってしまっている。この前の土日には『天気の子』を観に行こうと思っていたのにすっかりバテてしまって家から出ることが出来なかった。他にもこれから行ってもいい席が無いからいいか、と思っていたのも原因だろうが。まあ…
僕は自分で自分のことを捻くれていると思う。斜に構えて、自分に対して起こる物事ですら直視しようとしない。それで不利益を被ったことがあるというのに治そうともしない。そういう自分もなんだか格好いいとか思ってるんだ、きっと。外から見れば気持ち悪い…
冷たい夜風が肌を撫でる、仄かに甘い刺激が肌に残った。つい数日前はストロベリームーンだったらしいが今日の月はいつもと変わらない、紗のかかった白い光を発している。顔を少し上げながら暗い道路を歩いていると、不意に梅の甘い香りが鼻先を掠めた。もう…
父の日というものは僕にとって嫌な思い出しか無い。というのも僕には現在家に父が居ないことからその背景は薄っすらと伝わるのではないだろうか。そもそも父という言葉自体に嫌悪感を抱くように育ってしまったのだから、父を称揚するこの父の日という文化と…
タイトルの通り、隷蔵庫(Summertime)様の『真昼の暗黒』をプレイした。簡潔に述べるのならばプレイできて良かった。文章がとにかく佳い、ドロドロとしていて、陰鬱な感じがたまらなかった。一々描写が丁寧で、何箇所も唸る部分があった。例えば 団地も、遊…
どこぞのリーク情報でCyberpunk2077の発売日が11月9日だと書いてあるのを見たのだけれど、それってDEATH STRANDINGと一日違いじゃないですか、やだー。両方とも楽しみにしてるゲームだから購入は確定しているのだけれど、同時にプレイするなんて芸当は出来な…
もうゴールデンウィークは終わってしまったのだから、不規則な生活を改めなきゃあいけないんだよ、神無月君、と僕は言った。しかし彼はパソコンを眺めたまま動かない。何が楽しくてそうパソコンばかり見ているのかなあ、目がチカチカしてたまらないよ。だい…
今日はいわゆる平成最後の日なのだから、なにかそれっぽいことができないかな、なんて考えてブログを書こうかなあと思ったわけだけれど、でも平成を振り返るにしても僕は平成生まれなので、平成を振り返る記事を書いたとしてもそれはいままでの人生を振り返…
嫌な経験、例えばいじめられた経験なんてものはいつまでも残っているもので、しかし幸福な経験というものはなぜか思い出すことができず、思い出すことができたとしてもそのときの幸福な景色はぼやけていてほとんど見ることはできないが、嫌な経験に関して言…
春休み中は基本的に家に引きこもっていたので、久々に家を出、五分咲きの桜並木を見て驚いた。いつの間にか季節は移り変わり、春となっている。比較的寒い日が続いていたからか、それともただ引きこもりのせいなのかまだ冬という認識が抜けきっていなかった…
「贖罪と命」の感想が嬉しくて飛び回っている僕ですが、まあ文章力が高いと評されれば自己肯定感の低い僕からしたら最上級の褒め言葉なので別におかしな行動ではないでしょう。一方でどの感想でも難解だったと言われているので、僕としては分かりづらかった…
甘いものは総じて好きなんだけれども、その中でもチョコレートは飽きずに食べることが出来ているので好きなのだと思う。正直本当に好きかどうかを問われると自信はないのだけれど、そもそも自分が好きなものって分かると思えない。好きだと思っていても常に…
なんだか先週の終わりくらいから暖かくなってきた。夜中や朝方はまだ寒いけれど、昼間はコートなんて羽織っているとじっとりと汗が滲む。もうそろそろ冬も終わりなのだろうか。今年は関東圏で雪が膝下まで積もるなんてことはなくて平和だったと思う。それと…
万年筆と神経毒ってサークル名義で新作を出したので、まあちょうどいい機会だと思ってブログの名前を変えた。前は沈んだ木笛ってクァジーモドの詩からとったやつだったので――まあそれも気に入っていたのだけれど――自分で考えた名前をと思ったわけ。僕自身、…
目が覚めると、朝の9時。休みの日、特に年末年始は精神的にも緩和しているからか起きるのが遅くなる。かといって気分の良い目覚めでも、気分の悪い目覚めでもない、中庸な目覚めだった。風邪が長引いているのだろうか喉が依然と痛く、声も掠れている。新年早…
2018年ももう終わりが近づいている。この記事を書き始めた23:30現在、隣の部屋から紅白の音が聞こえてくる。僕は騒がしいと思っている。騒がしいと思ってはいても、僕にはそれを止めることができないから、いつものようにヘッドホンを被り、外界の音を遮断す…
なんだか最近、気分が重い。いや、僕が気分の重くなかった時期なんて瞬間的なものを除けば無かったとは思うのだけれど、とりわけ最近は憂鬱だ。あらゆることに対して、意欲がない。三大欲求だってなんだか薄らいでいるような気がする。もしかしたら最近良く…
蒼月エリさんの新衣装を見て、うわあかっこいいなあ、この衣装でタバコ吸ったら映えるんだろうなあ、なんて思う今日このごろ。世間はクリスマスで浮かれ気味だというのに、僕は憂鬱な感情に、浸っている。別にカップルが俗に言う性の6時間にセックスをしよう…
今日も耐え難い虚しさを抱えながら文章を綴る。いや、これは文章というよりも文字の羅列に過ぎないのかもしれない。別に私は何かを残したくて綴っているわけではないし、ただ書き散らしたいから、その気分の赴くままに書いているだけなのだ。子供の頃の印象…
〈イタリア料理店〉 家から徒歩数分のところにある料理店が閉店していた。確かイタリア料理を提供していた店だった気がする。軒先に三本線のはいった国旗を掲げていたからそうに違いない。あれ、でもフランスだとかロシアだとか三本線の国旗だ。でもまあ、も…
◆はじめに 『VA-11 Hall-A』について語る前に1つ個人的な話をしておきたい。題で興味を持ってこのブログを閲覧した方には申し訳ないのだけれど、しばし付き合って欲しい。 愛してやまない本がある。小説ではない。それは決して何かを教えてくれる本ではなく…
他人の人生の断片に触れて、私たちは生きている。一つ一つの断片に意味を見出すことは難しいけれども、断片を重ね合わすことで初めて見えてくるものがある。それは他人の人生そのものであったり、自分の人生を映す鏡であったりする。— (@K_Mizuha) 2018年10…
今日は江ノ島へと釣りに行ってきた(公開日は10/1ですけど、記事を書き始めたのが9/29なのでご了承頂きたく……)。江ノ島に行ったのは実に半年振りだろうか、そんな気がするけれど、よく覚えていない。私にとって江ノ島自体あまり印象に残る地ではないのだ。…
新生活への不安や恐怖が和らぎ一息つけた人も多いだろうゴールデンウィークが過ぎ去った今日此の頃。そんな一方で未だに人間関係や環境の変化、その他にも様々な事柄に関する懊悩を抱えている人も多いのではないだろうか。 心の安寧を得られていない人、今に…